ファゴットの吹きかた

ファゴットの吹きかたとはなんぞや、と日々葛藤するブログです。

「オーケストラニッポニカ」というオケに参加してきました。

こんにちは。20代後半あたりから低気圧で体調が悪くなるようになったとのむぅです。

楽器やリードが湿度と気温、人間が気圧で影響を受けるなんてどんだけ脆弱なんでしょう・・・?安定感、安定感。

 

今月19日、「オーケストラニッポニカ」というオーケストラに参加してきました。

芥川也寸志メモリアル、と銘打っているアマチュアオーケストラで、邦人作曲家作品の初演・再演プログラムでした。

今回は九州・沖縄の作曲家作品で構成されていました。

 

いわゆる「近・現代邦人作曲家のオケ曲」へ取り組む機会そのものがかなり久しぶりで、譜面を最初に見たときに大変な不安を感じたのですが、リハーサルに参加していくたびに作曲家の意志や地域の特色のようなものが見えてきて、本番まで刺激だらけでした。

リハーサルに作曲家の方が毎回のようにいらしていたのも貴重な機会でした。クラシック音楽の演奏会は大半が(言い過ぎ?)作曲者はこの世にいないことが多いため、リハーサルや本番をその曲を作曲した方が聴いている、というのは、緊張感があるもののとてもいいものでした。

鹿児島出身でいらっしゃる久保禎氏作曲の「乱声響学〜南九州歌謡による〜」では、オケ入場前に一部の管楽器(フルート、クラリネットオーボエ)が客席でおもむろに演奏をはじめ、その最中にオケ入場、チューニング、指揮者登壇、という構成になっていたのですが、その「一部の管楽器」にぜひファゴットを入れて欲しかったなぁ、なんて思ったり思わなかったりしていました。笑

 

終演後のレセプションでお話させて頂いた木管の方達が師匠筋の知り合いだらけだったりして、改めてこの業界の狭さを感じつつ、貴重な経験をかみしめることができました。

 

月並みな報告になってしまいましたが、本当に素晴らしいお仕事をさせていただいたので記事にしてみました。

また呼んでいただけるといいなぁ・・・